週末の金・土・日3日間で、チームづくり、アイデアからローンチまで行い、その成果を発表する、StartupWeekend(スタートアップウィークエンド)。今秋は世界138都市で開催され、各拠点の優勝チームがグローバル規模での投票フェーズ「StartupBattle」に進出している。今回紹介するのは、スタートアップウィークエンド東京で圧倒的な得票数を得て優勝した「senseinote」だ。

もう少しスタートアップウィークエンドについて補足しておくと、1日目に、アイデアを発表、チーム編成、2日目にアイデアを形にしながらプラン作成、実装。そして最終日の3日目に、専門家パネラーの前でプロトタイプをプレゼンテーションするという流れで進む非常に濃い3日間だ。そこで、実際に評価が良かったり、優勝するチームなどは、そのまま起業することもあるようだ。

「senseinote」はたった3日で生まれた先生の問題を解決するサービス

今回の優勝チーム「senseinote」は、先生の授業用資料をシェアできるサービスだ。これまで、毎日資料作成に追われていた先生の問題を解決することはもちろん、これまで素晴らしいノウハウを目の前の生徒にしか伝えることができないということがあった。

また、自分の教育方法が良いのかどうか、同じ教科を教える他の先生はどのように教えているのだろうかと気になる先生方もいるかもしれない。

しかし、資料やノウハウをシェアすることができれば、全国の先生のノウハウがたまるので、その資料を活用することで資料作成の時間も省け、授業の質も高めることができる。加えて、先生が生徒とのコミュニケーションなどに時間を割くことができるというのも良い点だ。(そんなsenseinoteのスタートアップウィークエンドでのプレゼンの様子はこちら

「senseinote」メンバーの浅谷治希氏(左)と末永昌也氏(右)

「senseinote」チームメンバーの浅谷治希氏は「senseinoteをグローバルなサービスにすることで、教育業界にとどまらず日本の人に勇気を与えたい。僕たちだけでは何もできないので、みなさんの力を借りながらその想いをしっかりと世界に持って行きたいです」と世界バトルへの意気込みを力強く語ってくれた。

現在「senseinote」が挑戦中の投票ページはこちら。サービスに共感された方はぜひ、日本発の教育サービスを応援してみてはいかがだろうか。(オルタナS編集部員=佐藤慶一)

senseinote- 先生の「知りたい!」を解決

Startup Weekend:Global Startup Battle