映画配給会社ユナイテッドピープルが、新たなウェブサイトをプレオープンした。社会的課題をテーマとした映画の「市民上映会」ができるサイトだ。上映後にディスカッションをすることで、社会問題を自分事化していくことを目指す。(文=関根 青龍・ユナイテッドピープル代表 編集=池田 真隆・オルタナS副編集長)
オープンしたのは、cinemo(シネモ)だ。社会的課題をテーマとした映画がラインナップされており、それらの映画の「市民上映会」の開催ができるようになっている。
「市民上映会」とは社会的なテーマで映画を観て、その後にディスカッションする映画の上映会のことを指す。映画館で映画を観るだけだと、自分とは違う世界で「他人事」で終わってしまうことが多かった。映画を観た後に、来場者と一緒にディスカッションすることで「自分たちにはなにができるだろう」と考え、「自分事化」することを狙う。
現在、間もなくワールドカップサッカーが開催されるブラジルを舞台にしたドキュメンタリー映画「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」の最低上映料半額キャンペーンを実施している。4年に一度のこの機会にブラジル映画を見ながら、ディスカッションしてみては。
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