日本国内の難民問題解決に取り組むピープルポート(東京・新宿)はこのほど、難民支援につながる電子機器の無料回収イベントを開いている。7月15日まで、東京や名古屋、大阪、福岡などにある協力店舗で回収を受付けている。ノートパソコンに関しては1台に付き400円が難民支援を行うNGOへの寄付となる。(株式会社ボーダレス・ジャパン 採用担当・石川 えりか)

電子機器の回収が難民支援となる

■日本にも身近な「難民問題」

1万9629人。この数字は、2017年の日本での難民申請者数だ。そのうち、難民として認定を受けた人は、わずか20人(参照:法務省 平成29年における難民認定者数等について)。

認定までの審査期間は平均2~3年かかるため、「安全と安心」を求めて逃げてきた日本でも多くの人が苦しい生活を強いられている。彼らの多くは日本語が話せないため職に就くことができず、運よく就けたとしても低賃金・過酷な労働環境で働く人が多い。

ピープルポートでは電子機器を回収し、選別・整備・分解を行って再販売している。この「整備・分解作業」を、日本で暮らす難民が担っている。

整備・分解作業を難民に任せることで、雇用を生み出している

6月20日の「世界難民の日」にちなみ、難民支援NPO・NGOへの寄付と難民雇用創出につながる「パソコンや携帯電話などの電子機器の無料回収イベント」を企画した。

電子機器の回収で、ノートパソコンは1台400円、携帯電話は1機100円といった形で、種類ごとに一定の額をNPO・NGOへ寄付する。寄付金は国連UNHCR協会に寄付され、人道援助活動に役立てられる。法人限定で無料訪問回収も行う。


実施期間:2018年7月15日(日)まで
内容:不要になったパソコンなどの電子機器の無料回収
回収可能な電子機器
ノートパソコン、スマートフォン、フューチャーフォン、タブレット端末、デジタルカメラ、ゲーム機 およびこれらの付属品(コードなど)
※回収後は、全ての機器のデータ消去も行いますのでご安心ください。
協力店舗
・ビジネスレザーファクトリー全直営店舗 
福岡天神店、品川店、横浜店、大阪なんば店、大阪梅田店、熊本店、名古屋店、広島空港店、宮崎店(ショップリスト https://business-leather.com/shoplist/)
・POST & POST
長住店(福岡県福岡市南区長住5丁目15番1階 http://post-post.jp/)
・Corva
代官山店※1(東京都渋谷区猿楽町11番1号 ラ・フェンテ代官山2F)
※1 Corva代官山店での回収は、7月8日(日)まで。
※協力店舗への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

訪問回収依頼について(電話番号)
050-5328-8187 (平日10:00-17:00)
※回収対象エリア 東京23区・横浜市・川崎市・大和市・町田市

ピープルポート公式ホームページ 
本イベントの詳細はこちら 


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