私がキッチンそらを開業して間もなく、2年になります。障がい者就労の場として、また、一人でも多くの、働きたいと願う障がい者がキッチンそらを実践の場所として活用してもらいたいという願いがあって、開業しました。
開業して気付いたことがいくつかあります、第一にそらは人と人とのつながりを結ぶことができる場所であるということです。
キッチンそらには様々な方がお客様として来店下さいますが、イベントや講座に参加された方がご縁で、またそのつながりが広がっていきます。
第二に障がい者と働くことは、まったく特別なことではなく、ごく当たり前のことであるということです。
障害者であっても、働くことに意欲的な方が多いということです。
第三にキッチンそらでは、主に精神障がい者の方々に働いて頂いていますが、病気特有の長時間労働が苦手だったり、体調管理が非常に難しい事があげられます。
個人差があるかと思いますが、服薬管理、睡眠など働くために調整しなければならないということがあげられます。この辺のコントロールがうまくいかないと続かないとも言えます。
障がい者の就労場所として、継続していけるようにしなければと思います。
最後にキッチンそらは、NPO法人が運営をしておりますので、各関係機関、事業所、福祉行政、ボランティア、協力者、民間企業などと連携し、多くの方々の支援や理解が得られるように努力していきます。
そして、障がい者雇用がもっと一般社会で促進することを願っています。(寄稿・キッチンそら店主 中川弥生子)