ネット上で資金を調達するクラウドファンディングとウェブマガジンが融合したサービス「MISSION BOX(ミッションボックス)」が9日、リリースした。運営するのは、スポーツ雑誌出版社のサンフィールド(広島県・広島市)。メディアの力を生かしたコンテンツを、クラウドファンディングで掲載する。

MISSION BOXのサイト


同社は、広島東洋カープやサンフレッチェ広島など、広島のスポーツを取り扱う雑誌出版社だ。同サービスを通して、地域のコミュニティセンターの建設や社会問題の解決を目指すという。

第一弾として、広島県で共同オフィスの運営事業を行うソアラサービスの「守り砂」プロジェクトが掲載されている。守り砂とは、宮島大聖院で祈祷された「御砂」を使ったお守りで、宮島の観光事業の活性化を図る製品だ。

ミッションボックスのプロジェクトリーダー小出大輔さん(26)は、「クラウドファンディングとメディアが融合することで、ソーシャルグッドなプロジェクトをより多くの人に拡散することができる」と、話す。

今後は、スポーツ専門紙の強みを生かして、スポーツ関連の社会貢献プロジェクトも掲載していく予定だ。メディアとクラウドファンディングの親和性は高いと、ブロガーのイケダハヤトさんも自身のブログで評している。新しい形のクラウドファンディングが今後どうなっていくのか、注目である。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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