世界中の女の子を支援するために国連が制定した「国際ガールズ・デー」が2013年10月11日に第2回目を迎えます。

Because I am a Girlキャンペーンを展開する国際NGOプラン・ジャパンでは、国際ガールズ・デーを記念して、10月5日にフォーラムを、10月11日に映画「Girl Rising ~私が決める、私の未来~」の上映会を行ないます。

女の子の教育を主張して銃撃されたパキスタンのマララ・ユスフザイさんの事件をきっかけに、世界中で女の子の権利とエンパワーメントへの関心が高まっています。プラン・ジャパンでは、日本国内で世界の女の子の現状を知り、支援を呼びかけるイベントを開催します。

■国際ガールズ・デー記念フォーラム「世界を変えるもう一人のマララたち」(10/5国連大学)

国連広報センターとの共催で行われる同イベントのフォーラムでは、プラン・ジャパンのプロジェクトに関わった経験もある、パキスタンの大学生イルム・ヌールさんが、「世界を変えるもう一人のマララ」の代表として基調講演を行ないます。女の子が教育を受ける上で直面するハードル、彼女の人生を変えた教育の力、そして将来の夢について語ります。

続いて、国内外の女の子のエンパワーメントに携わるパネリストらが、女の子の権利に関する国際社会の動き、女の子が秘める可能性をテーマに男性からの視点を交えながら、日本の若い女性たちへの激励のメッセージを発信します。また、プレ・イベントとして、フォーラム前に若者を対象とした映像上映ワークショップを開催。マララ・ユスフザイさんの国連での演説や海外で放送されたドキュメンタリー映像を上映します。フォーラム後には参加者と登壇者の交流会も企画しています。

登壇者は、パキスタンの大学生イルム・ヌールさん、国連広報センター所長根本かおるさん、プラップジャパン理事の大崎麻子さん、中央大学副学長の加藤俊一さん。

■上映イベント「Girl Rising~私が決める、私の未来~」(10/11、東京ウィメンズプラザ)

国際ガールズ・デーの当日10月11日、表参道の東京ウェイメンズプラザホールにて、途上国の女の子の現実と希望を描いたドキュメンタリー風のオムニバス映画「Girl Rising」の上映会を開催します。

本作品には、アン・ハサウェイ、アリシア・キーズ、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープなどハリウッドを代表する豪華俳優陣がナレーターとして参加。早すぎる結婚、女子教育、震災、カマラリ家事使用人、性的虐待など世界の女の子が直面する状況を描いた本編の中から、今回は、ハイチやネパール、エジプトなど5カ国のストーリーの上映を通じて、世界の女の子のエンパワーメントについて一緒に考えます。

上映前には、国際ガールズ・デーに合わせて発表される、潘基文国連事務総長のメッセージが国連広報センター所長根本かおる氏より紹介される予定です。

さらに、世界の女の子の教育とエンパワーメントのために、私たちの手を上げる姿の写真を通して国際社会に働きかける参加型アクション「Raise Your Hand~世界の女の子のために手を上げよう!~」の日本政府提出の報告があります。

途上国の女の子の現実をハリウッド俳優のナレーションで伝える映画「Girl Rising」は、欧米の主要メディアでも紹介されています。本作品でナレーションをつとめた俳優たちからもメッセージが寄せられています。

「本物のヒロインたちにスポットライトを当てた映画「Girl Rising」に関われて光栄に思っています。世界を変える力が、この映画にはあります。もし、この映画を観ても心を動かされない人がいるとすれば、その人は息をしていないのも同然です」 ~アリシア・キーズ

「この映画は、私たちの知識に、目に見える確証をあたえてくれます。それは、女性と女の子への教育ほど、家庭、地域そして世界の経済に明るく前向きな影響をもたらすものはないということ。「見ることは知ること」であるならば、この映画は希望をもたらします。明解で目に見ることのできる具体的な希望。この世界は癒され、より良い未来に向えるという希望です」 ~メリル・ストリープ


【国際ガールズ・デー記念上映イベント参加募集要項】
日時:2013年10月11日(金)19:00~21:00
場所:東京ウィメンズプラザホール 東京都渋谷区神宮前5-53-67
定員:先着順246名さま
申込み・問合せ:要申込。参加費無料。イベント担当までお申込みください。
E-mail : event@plan-japan.org