起業したら授業料全額返金――。そんな採算を度外視した起業家養成校がある。ソーシャルビジネス業界最大手のボーダレス・ジャパン(東京・新宿)が仕掛けるソーシャルビジネスに特化したビジネススクールだ。開校したのは9月5日だが、わずか2週間で300人以上からエントリーが集まった。(日野 美久=ボーダレス・ジャパン バックアップオフィス)

起業したら「授業料全額返金」の社会起業家養成校「ボーダレスアカデミー」

■社会変革の担い手を育てる本格的ソーシャルビジネススクール

同社が開校したのは、「ボーダレスアカデミー」。5カ月間のプログラムで、前期3カ月間で起業のイロハを学び、後期2カ月間でビジネスプランを完成させる。東京校と福岡校があり、それぞれ定員は20人。費用は、入学金が5万円で、社会人は20万円 学生は10万円だ。オンラインでの聴講も可能で、その場合は入学金はなしで社会人が4万円、学生が2万円。他の起業塾と一線を画すのは、ビジネスを通して社会問題の解決を目指す人向けということだ。

社会問題解決を目指す人のための本格的な5カ月間の起業プログラム

講師には、同社代表の田口一成氏を始め、パタゴニア日本支社支社長辻井隆行氏、鎌倉投信創業者の新井和宏氏ら、日本を代表する社会起業家を迎えた。アカデミー生が考えたビジネスプランについて、現役の経営者だからこそ指摘できる「生きたアドバイス」を伝える。

同社がアカデミーを開校したのは9月5日。開校して2週間で300人以上からエントリーが集まった。そのなかには学生も多くいた。この背景には、卒業後6カ月以内に起業した場合、「授業料全額返金」や、起業準備中の生活費として15万円が3カ月間支給される「起業準備中の生活費支給」など、卒業生が安心して起業に挑戦できる手厚いサポートの存在がある。

ボーダレスアカデミーを創設した経緯について、代表の田口氏はこう語る。「吉本興業が芸人養成所『NSC』をつくって芸人さんがどっと増えたように、ソーシャルビジネスの世界にも『社会起業家養成所』があればチャレンジしたい人はもっとたくさんいるはず。社会問題を解決したい、人の役に立ちたい、そう思っている一人でも多くの方に、この機会を提供できればと思っています」。ボーダレスアカデミーへのエントリー締め切りは9月20日まで。

ボーダレスアカデミー


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