12月3日、東京・築地場外にて復興市場「緑のマルシェ」が開催された。

元気に声を出して盛り上げた復興支援団体SETのメンバーたち


緑のマルシェは東北8箇所からの商品を毎週土曜日販売している。 今回陸前高田市の「きのこのSATO」と気仙沼の「気仙沼桑茶」のブースでは「復興支援団体SET」の若者達の声が会場を盛り上げた。

「復興支援団体SET」とは、震災後の3月13日に都内の学生を中心に設立された非営利組織である。 4月から毎月、岩手県陸前高田市広田町への密着サポートを行っている。 今回はその活動の中で関係を築いた広田町出身の方からの誘いを受けて復興市に参加した。

「気仙沼桑茶」の生産者の佐藤則文さんは当日、 「若者が元気に声を出してくれる事で今までよりもたくさんのお客様にお買い求め頂けた」と話す。

当日は雨天だったにも関わらず多くの来場者がいた。 今回の売り上げは全額東北の生産者に還元される。

復興支援団体SETの代表の吉田勇佑さん(明治大学4年生)は、 「日頃からお世話になっている広田町の方々のお手伝いが、東京でも実現した事が嬉しい。 若者らしく元気な挨拶を徹底し、生産者の方々に喜んで頂くことが出来た為、今後も積極的に取り組んでいきたい。」 と語る。

復興に向けて、東京でもまだまだ若者のできること、若者にしかできないことがある。(寄稿:法政大学4年 三井俊介)


築地スマイル広場「第14回緑のマルシェ」
気仙沼桑茶
きのこのSATO
復興支援団体SET