城南信用金庫は、自家用発電機の購入者に向けたゼロ金利ローンなど、節電対策を推進するための低金利商品の取り扱いを始めた。同金庫は脱原発宣言を行い、省電力を推し進めるための積極的な活動や支援を行っている。

新たに始めた「節電プレミアムローン」は、ソーラーパネル、蓄電池、発電機などの購入資金として、個人を対象に300万円を上限に初年度無利子、二年目以降金利1%で融資する。「節電プレミアム預金」は、10万円以上の省電力設備への投資を行った個人に、年利1%の高金利定期預金を提供するもの。電力使用量を前年同月比で30%以上削減した家庭に、貯金箱、うちわなどをプレゼントするサービスも行っている。

同金庫は東日本大震災以降、節電対策に取り組み、これまで全店舗の使用電力を前年同月比3割削減した。

吉原毅(つよし)理事長は、「通常の営業活動そのものが、我々のお客様に対するメッセージ」とし、省エネ商品を通じて電力・省エネルギー社会の実現を目指す。(オルタナS 高橋遼)