インターネットによる選挙運動の解禁を目指す『One Voice Campaign(ワンボイスキャンペーン)』が盛り上がりを見せる中、これに賛同する学生達が中心となって、ワンボイスキャンペーンについて思うことを全国100大学300人の学生より紙に書いて写真を投稿してもらう、「One Voice Campaign スケッチブック大作戦!」を展開している。

一人ひとりの声を集め政治に反映させる


ワンボイスキャンペーンでは、イベントが行われた5/23(水)の20:00から5/27(日)23:59まで「100時間いいね!チャレンジ」と題して、100時間で数万規模のネット署名を集める活動を行っている。これにコラボレーションした形で、同キャンペーンに賛同する有志の学生が学生独自の企画を行おうと活動しており、その一つが「One Voice Campaign スケッチブック大作戦!」である。

 若者の政治離れが進む中で、インターネットによる選挙運動が解禁すれば、若者にとって身近なインターネットを使って選挙期間中に候補者の情報を得ることができるようになる。また、インターネットを用いることで候補者と有権者が相互にコミュニケーションをとる機会が設けられ、今まで遠い存在に感じられていた政治を近づけるきっかけとなりうる。

「One Voice Campaign スケッチブック大作戦!」は、そのようなきっかけを作るため、同キャンペーンについて、学生の思いや考えを300人規模の写真付きメッセージで発信するものである。

 現在、facebookのイベントページ上で写真が募集され、多くの学生がメッセージの書かれた紙を掲げて写真を撮り、投稿している。「もっと笑える社会に!」、「政治を自分事へ」など、政治や社会に対して思い思いのメッセージが投稿されており、目指すは全国100大学300人の学生からのメッセージを集めることだ。

企画責任者の広瀬裕貴さん(一橋大学3年)は、この企画に込めた思いについて次のように話している。
「学生達に自分の意見をきちんと伝えてほしいと思っています。「おかしいものはおかしい」と宣言する。自分たちは社会に参加しているというよりは、社会を作っているという意識を体現するために、写真付きメッセージを載せてもらっています。恥ずかしいかもしれないけど、この活動を通して、学生が自分の意見をきちんと持っているということを広く伝えたいです。」

学生達のメッセージは下記リンク先のfacebookイベントページ上で募集されており、全国から誰でも投稿可能となっている。(オルタナS特派員=堀川雄太郎)


・One Voice Campaign
http://www.onevoice-campaign.jp/index.php
・One Voice Campaign スケッチブック大作戦!
http://www.facebook.com/events/460542573960775/