ドイツ人監督が原発事故後の日本を記録した映画「Hibakusha~広島から福島へ続く原子力ビジネス~」の日本語版が、6月23日から神戸を皮切りに日本で順次公開される。

ラルフ・T・イーメイヤー氏  (C)Hibakusha Project


ドイツ、フランスでテレビ放映され、大きな反響を呼んだ同作は、巨大な力で勧められてきた原子力政策と、それに対抗してたちあがる民衆の姿を伝えるドキュメンタリー。

ドイツ人監督のラルフ・T・イーメイヤー氏とドイツのエネルギー政策担当ドロテー・メンツナー連邦議員が共同監督したものだ。

福島第一原発から30km圏内のエリア、避難所、若狭湾の原発密集地域、電力会社、原発事故で避難中の母親、広島の被爆者へなどを取材し、3.11後に脱原発を決断したドイツの視点から切り取ったもの。

小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)、肥田舜太郎氏(医師)、アイリーン・美緒子・スミス氏(NPOグリーン・アクション)、山本太郎氏(俳優)らも出演している。

同作は、6月23・24日に神戸の自然派カフェ「ごパン」、6月30日に東京・千代田区のスペースたんぽぽ、7月14日に日比谷図書文化館小ホールで上映予定。(今一生


●上映を共催するWAPAの公式ブログ
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