クラウドファンディングの「READYFOR? (レディーフォー)」は8月1日、日本デザイン振興会と共催で、セミナー「READYFOR?でみんなと共に夢を実現する方法」を東京ミッドタウン(東京・港)で開催する。

「ハイチ人医師を日本の医療教育で育成し、結核患者を救いたい」という思いでプロジェクトを立ち上げた


レディーフォーは、オーマ(東京・文京)が運営するクラウドファンディング型のプラットフォームで、「誰もがやりたいことが実現できる世界」を目指し、2011年3月にサービスが開始した。夢を持つすべての「実行者」がアイデアをサイト上でプレゼンテーションすることで、多くの人から支援金を集められるシステムだ。

音楽・映画・アート・テクノロジーなどのクリエイティブな活動はもちろん、復興支援、貧困、教育、医療、環境など、社会課題を解決し、もっと社会を良くしたいと思う人にも広くチャレンジの機会を提供する。

今回のセミナーの第一部では、レディーフォーの米良はるか代表が、テーマに沿って個人が賛同者を集めて思いを実現させるためのプロセス・方法について講演する。

第二部では、レディ—フォーでプロジェクトを成功させた実行者が活動報告を行う。「陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト」を成功させたシャンティ国際ボランティア会の鎌倉幸子さんや、ハイチ人医師を日本に招聘し、集中的なトレーニングの教育を提供するプロジェクトを実現させた兵庫医科大病院呼吸器外科医の大類隼さんらが登壇する。

このほか、これからレディーフォーを使ってプロジェクトの成功を目指す人たちがプレゼンテーションをする。セミナーを通じて実際にプロジェクトを始める方法や実現の為の、資金調達と人々の新たな可能性を参加者と共に考えていくイベントになりそうだ。(オルタナS特派員=南 貴大)