ザ・ボディショップは化粧品の専門店です。1976年の創業以来常に、環境や人、動物たちに配慮し、世界中の女性たち(もちろん男性も)を輝かせるための製品をつくり、提供しています。

化粧品の動物実験反対、環境保護、人権擁護、セルフエスティーム(自己尊重)、コミュニティ・フェアトレードの推進。これらをザ・ボディショップの価値観(バリューズ)と呼び実践してきました。

ザ・ボディショップは真の美しさはハート、心からくると考えます。美しさは、顔がかわいいことなどの見た目だけではなく、気分が良いこと、良い行動をとることでもあります。
では、「エシカルで物は売れるのか」。

「エシカルだけでは購買の動機にはならない」と、長年のリサーチからも私たちは実感しています。お客さまは自分の肌に、使い心地に手応えや満足感を求められます。

チャリティーやボランティアも同じですが、「フェアトレードだから多少値段が高くても我慢」「環境に優しいオーガニックだから多少使い心地がよくなくても我慢」のような、無理をしたり、何かを抑制したりでは長期的な消費行動に結びつかないのです。

化粧品を使う時は、もちろんお肌に手応えを実感できたほうがよいですし、使用中好きな香りに包まれるなど使い心地に心満たされたい。お部屋に置いて使うにも、持ち歩いて使うにも可愛いパッケージのほうがいいと、多くの人はそう思っています。何を買って愛用するかを選択するのは消費者です。

ザ・ボディショップでは、コミュニティー・フェアトレードで調達した良質な原料成分を配合し、100%リサイクル可能なおしゃれなパッケージに、香りとテクスチャー、肌の仕上がりに心満たされる製品を取り入れていただく、“LOOK GOOD”“FEEL GOOD”“DO GOOD”なライフスタイルを提案しています。

ザ・ボディショップの店でお買い物をされる時、お客さまは製品とともに、『心のある真の美しさ(BEAUTY WITH HEART)』も一緒にお買い上げいただくことを目指しています。(寄稿・ザ・ボディショップ 橋本実佳)


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