スターバックス コーヒー ジャパン(東京・渋谷)は7日、東日本大震災の復興支援を目的とした顧客参加型の寄附プログラムを開始すると発表した。
9月に発売される「スターバックス カード ハミングバード」を顧客が発行すると、初回入金額から100円が寄附金にまわされる。また、9月3日から12月25日の間に、同カードで支払われた金額の1%相当を、スターバックスが寄附金として拠出する。
寄附先は、 カゴメ、カルビー、ロート製薬の3社が発起した公益財団法人みちのく未来基金だ。震災遺児の高等教育進学支援を目的に11年10月に設立され、12年8月までに約4億円を集めている。第一期となる2011年度は94人の進学を支援した。
カードデザインは、南米アンデス地方に伝わる民話「ハチドリのひとしずく」をモチーフにしており、一杯のカップから生まれる小さな想いをハチドリ(ハミングバード) が運ぶ姿が描かれている。同プログラム告知のために使用するステッカーや店内POPは、東北の製紙工場と印刷工場で制作されたものを使用している。(オルタナS副編集長=池田真隆)