同社は2011年4月に設立した平均年齢20代前半のベンチャー企業である。現在、ソーシャルメディアを活用した採用活動支援に特化した専門企業で、累計200社以上の支援実績を持ち、シェアトップを誇る。
近年、日本企業は外国籍人材の採用活動を積極的に展開しているが、その際に課題として上がるのが、コミュニケーションの取り方である。日本語を流暢に話せる技術者は多く無いため、採用活動において共通の言語がなく、苦戦するケースが多く見受けられていたと、同社代表の春日博文氏は話す。
そこで、技術者の採用活動においては世界共通言語であるプログラミングスキルを中心に、採用活動ができる「プログラミング採用」を導入した。外国人技術者の日本企業への就職活動のハードルを下げる狙いがあり、履歴書に開発経験を明記するだけでなく、実際に課題に対しての実装レベルを可視化する事で、そのプログラミングレベルによって採用可否を決める事ができる仕組みとなっている。
同社は今月16日に、中国の上海で日本企業への就職を希望する中国人大学生向けのプログラミングコンテストを実施する。中国最大のSNS「新波微博」のAPIを活用したアプリケーション開発コンテストだ。協賛には、ソーシャルゲームを開発するKLab(東京・港)とアプリカ(東京・新宿)がつく。