青山学院大学経済学部4年の赤塩勇太です。全国から使用しなくなった参考書や書籍を集めて再販売することによって得た収益で東日本大震災で被害にあった小中高生への学習支援・学習教材の無償提供をする学生復興支援団体「参考書宅救便」の代表をしています。

学生復興支援団体「参考書宅救便」では「学生だからできる支援のカタチ」として全国の各地の大学に支部を設立(現在12大学支部)し、大学生から受験生の時に使用した参考書や大学の教科書を回収し、再販売をしています。

そして、活動を通して得た収益の全額を東北の書店でニーズに合った学習教材を購入し小中高生や教育機関に「手渡し」で届けています。また、全国に支部を設立することで一人でも多くの大学生が一冊の本を寄付するという行為を通して震災をもう一度考える機会を創出していきたいと思っています。



参考書宅救便ブログ:http://ameblo.jp/sankousho311/

東北の子供たちの未来を変える一冊

震災から2年の間、正直に言えば、私たちの団体も、学生が復興支援と継続的に関わっていくことの難しさに何度も直面し、「これが本当に復興支援の役に立っているのか」と自分たちの活動の本来あるべき姿を摸索しながら続けてきました。

しかし、活動を通して出会った受験生が言ってくれた「皆さんの活動を知るまでは大学進学の夢を諦めようとしていました。でも、私たちのために頑張って活動してくれている皆さんを知って、もう一度夢を追いかけることにしました。自分も大学生になったら皆さんのような活動をしたいです」この一言を励みにこれまで活動を続けてきました。

私たちには復興支援という大きなことはできないかもしれません。でも、多くの大学生から受け取った一冊一冊の想いを一冊の本にのせて東北の子供たちに届けていきます。
大学受験が終わった新大学一年生、いらなくなった教科書がある大学生の皆さんの一冊が東北の子供たちの未来を変えるかもしれません。どうかご協力よろしくお願いします。

連絡先
FB: http://www.facebook.com/yuuta.akashio
twitter: https://twitter.com/akashio0514

エシカルリーダーの一覧へ戻る

次の人を読む⇒【No,14 20代の投票率向上 学生団体ivote
前の人を読む⇒【No,12 買い物でフェアトレードを推進 FTSN関東支部代表 榎本咲紀