栄駅そばのSMBCパーク栄から久屋大通公園一帯と広い範囲でファッションショーや、参加型の謎解きイベント、フェアトレード・マルシェ(物販)を企画し、これまでフェアトレードに関心がなかった人が興味を持つきっかけになるイベントを目指す。
同イベントは今年で4度目。推進委員会代表の原田さとみさんによると、イベント当初はもとからフェアトレードに関心を持っている人が多く集まるイベントになりがちだった。
しかし、「これは啓発イベント。興味のない人にフェアトレードがなにか知ってもらえる、お子様からお年寄りまで楽しめる開かれたイベントにしなくては」と、ゲストの人選やイベント内容の試行錯誤を続けた。昨年の来場者は初回の約2.5倍の約2000人に。今年は、3000人を目指す。
この3年間で、「名古屋周辺でのフェアトレードの認知度は上がった」と原田さん。フェアトレードを紹介する地元メディアも増え、フェアトレード商品を扱うお店も増えたという。
「昨年初開催したマルシェは好評。フェアトレード商品は値段が高いと敬遠されがちだが、高い商品から売れて行くという出展者の声もあった」と、名古屋で徐々にフェアトレード商品を選ぶという消費スタイルが浸透していることを指摘。「来場者の笑顔、そして未来の子どもたちの笑顔を見たい」と、イベントでさらにフェアトレードの周知を図る意欲を示した。午前10時から午後5時まで。入場無料。(オルタナS東南アジア特派員=堀田実希)