ダート・デザインはカバンを中心に、パソコンケースやクッションなど約60種を扱う。ペンケースやパスポートケースなどの小物も充実している。
主な素材は、廃棄されたビルボードのビニール。最大縦18メートル・横12メートルと巨大なビニールだ。商品は、広告の模様や色を生かしてデザインされており、同じ商品ラインでも柄が一つ一つ異なる。
すべてこの世でたった一つの「一点モノ」。人の目が大きく映ったバッグ、「up!」の文字が残るパソコンケースなどもあり、「元はなんの広告だったのか」と想像して楽むことができそうだ。
同社はリサイクルに関心を持つ大手企業約10社と協力関係を結び、廃棄ビニールの提供を受けている。これまでに15トン以上のビニールをカバンに変えた。
高級モールでの売り上げもよく、既にシンガポールやオランダ、豪州など10カ国に販路を獲得している。日本でも都内のセレクトショップほか、9月1日に名古屋で行われるフェアトレード・マルシェで販売される予定だ。
■目指すは「世界に通用するブランド」