国内で25店舗を運営する帽子ブランドのCA4LA(カシラ)は2018年3月、薄型のソーラーパネルを搭載した「発電する帽子」を発売する予定だ。「顔の見える電力」を推進するみんな電力(東京・世田谷)と共同開発した。ソーラーパネル部分はスナップで脱着でき、ハット型とキャップ型の2種類で展開する。(オルタナ副編集長=吉田 広子)
発電する帽子「みんな電力×CA4LA SOLAR HAT」「みんな電力×CA4LA SOLAR CAP」(仮)は、薄型のソーラーパネル「solamaki(ソラマキ)」を搭載している。スナップで脱着できるので、必要な時だけ利用できる。スティックタイプの小型充電器にセットすると、充電が開始する。約15時間でiPhone1台がフル充電できる見込みだ。
「CA4LA WORKS」職人がハンドメイドで一点ずつ製作するため、完全受注生産となる。価格は未定だ。
共同開発したみんな電力は、自然エネルギーを優先的に電力調達し、電力の生産者と消費者が直接つながる「顔の見える電力」の供給を推進している。同社は電気を通じた地域活性や復興支援にも取り組んでいる。