鳥取県のNPO「学生人材バンク」では、「農村16きっぷプロジェクト」というプロジェクトくぉ行っている。学生や若者と農業・地域ボランティアをマッチングさせるのが目的で、年間約1000人の若者を受け入れている。

「農村16きっぷ」とは鳥取県内での農作業やイベントのボランティアを募る集落の情報が載ったパンフレットで、現在26の集落が掲載されている。具体的な内容としては、棚田の手入れや柵の設置、竹林整備などがあり、地域のニーズによって変わる。また、伝統的な地域の祭りのお手伝いも学生にとっては新鮮で、人気だという。





主な参加者は県内外の大学生だ。農学部の学生が多いが「大学ではあまり体験できない実際の農業ができるので、勉強になる」という。また、高齢者が多い集落で「孫や娘のようにかわいがってもらって第2の故郷のようだ」という声もあり、中にはそのままその地域に移住するケースもあるという。ボランティアをきっかけに地域の人との交流が生まれ、体験者にとっても糧になっているようだ。

10月15、16日には竹林整備をする「BAMBOO BUSTERS(バンブーバスターズ)」養成講座が予定されている。

このNPOは、鳥取県の大学生が、地域と学生をつなごうと2008年に設立した。(オルタナS編集長 猪鹿倉陽子)


◆この地域のおすすめポイント
1.地域の伝統的な文化に触れることができる
2.集落の様々な世代の人たちと深い交流ができる
3.参加者は大学生を中心とした若者が多く、同世代でもつながりができる

◆詳細はこちらから!
農村16きっぷプロジェクト
http://i-site.jinzaibank.net/dd.aspx?menuid=1247