7月27日、札幌市在住の有志が集まり企画した花火大会モエレサマーフェスティバルが開催される。この花火大会は、チケット制で市民一人ひとりが打ち上げ花火を購入する形で資金集めが行われる市民主体の花火大会だ。

かつて札幌市では年に4回、花火大会が実施されていた。しかし、現在は北海道新聞社が主催する1回のみ。その1回も今後継続が難しいということを伝え聞いた有志たちが、「未来を担う子どもたちに文化を残したい」と立ち上がり企画、昨年、第一回を行った。

「昨年は、何もかもが初めてでした。花火の業者選定から、警備、交通、すべてが手探りでした。イベント会社が関与しないこれだけの規模のイベントも珍しいのでは?」と、副実行委員長の横山和昌さん(43)は語る。(オルタナS北海道支局長=横山光紀)

当日の花火大会の様子をモエレ沼公園で説明をする横山和昌さん

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