ブランド総合研究所(東京・港区)が7日、「地域ブランド調査2011」の調査結果を発表した。都道府県魅力度ランキングでは3年連続で北海道が1位に輝き、東日本大震災の影響が懸念された岩手県・宮城県・福島県の3県も、魅力度は前年とほぼ変わらないという結果になった。
調査対象となったのは、全国の消費者約3万人。認知度や魅力度、イメージなど67項目の合計で順位を決定する。今年の調査では、観光地として依然魅力度が高いのは北海道が3年連続の1位を獲得。市町村別のランキングでも1位札幌市、2位函館市と続く人気だ。
また、東日本大震災の影響が懸念された、岩手県・宮城県・福島県の3県だが、情報接触度では、福島県が44位から2位になるなど急上昇。その反面、魅力度と観光意欲度では3県ともに順位を落とす結果になった。震災後、各メディアの情報が行きかうなかで、結果的に認知度の向上につながったとみられる。
■地域ブランド調査2011
http://tiiki.jp/news/05_research/tbs2011