岡本さんの祖父母は宮城県仙台市に住んでいて、震災で被害に遭った。
「祖母に電話で相談したら『ぜひそのプロジェクトを立ち上げてほしい』と背中を押してくれました。支援対象は同年代の高校生であることを伝えると、『高校生は大人だし、よく働くから御高齢の方々と年下の子たちの面倒をみるのが当たり前』と被災地の高校生のことを教えてくれました」
そして、幼稚園の頃から仲良しで、現在はシンガポールに住んでいる神内美彩子さんやその友人、中学・高校が一緒の友人らと一緒に活動を始めた。
高校生がデザインしたTシャツを送り、復興地の高校生に着てもらうことで、高校生が団結力を高め、復興地だけでなく日本を元気づけたいと考えた。
当初はブログ上からデザインを高校生に公募したが、最終的に大学生のデザイナーにお願いし、Tシャツの制作代金はスープストックトーキョーから提供してもらった。缶バッジも手作りでこしらえた。