―――キャンペーンを発案した経緯は。

横谷:当時「ぐーぴたっ」シリーズの売り上げが伸び悩み、大学間のビジネスコンテストで販促企画を課題として考えてもらうことにしました。そこで優勝した同志社大学広告研究会の就活生をターゲットにした案が、今回のキャンペーンの出発点です。

忙しい就活生が食事を食べ損ね、説明会や面接の際、自分の意に反してお腹が鳴ってしまうことも少なくないようです。実際、当社の採用面接に立ち会うことも多く、就活生が普段こういった悩みを抱いていることは分かっていました。この機会に就活生の支えになりたいと思ったのです。

―――学生のアイデアはどのように活かされたのか。

横谷:一緒に企画した学生たちは「ぐーぴたっ神ぐー」というコンセプトを打ち出しました。お腹のぐーをぴたっと止める「ぐーぴたっ」と神宮の「ぐー」を掛け合わせたもので、神官の格好をしたキャラクターが就活の必勝を祈願します。

就活生にとってのお守り的存在として親しんでもらおうという狙いがあります。特設サイトでは、おみくじを引いたり、絵馬で悩みを共有したりできます。また、就活生の声も活用し、実際に就活に使えるスケジュール管理のための「TO DOリスト」機能も加えました。

―――学生の反応と今後の展望は。

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