インディーズドキュメンタリー映画としては異例の全47都道府県上映を達成した防災映画『あの街に桜が咲けば』製作陣が、新しい作品に取り組んでいる。新作は国内の災害関連地を取材し、「大切な人のために防災をしたくなるような温かい作品」を目指した。中高生など若い世代にこそ観てもらいたいという考えから、本編の長さは40分に抑えたものになる。(オルタナS編集長=池田 真隆)

陸前高田市に咲いた桜。防災の大切さを訴える作品は数は多くないので期待も高まる

『あの街に桜が咲けば』は、岩手県陸前高田市を襲った津波の最高到達地点に桜を植える人々の活動を追ったドキュメンタリー。新作では、この取り組みも収録しながら、大災害が予想される東京や熊本も取材する予定だ。

現在はクラウドファンディング「GOOD MORNING」で映画製作費165万円を集めている。クラウドファンディングでは、開始二日で目標金額の約4分の1が集まるほどの注目ぶりだ。資金が集まれば、全国公開は2018年7月を予定している。

この映画で共同監督を務める小川光一さんは、「何処かで災害が起きる度に、まさか自分が災害に遭うとは思わなかったという声を必ず耳にする。この連鎖を一つでも多く断ち切るために、新映画に全身全霊を込めていきたい」と使命感に燃えている。

映画の上映会に合わせて全国で講演を行った小川さん

その強い想いに賛同するかのように、陸前高田市の後援や、山口県宇部市の撮影協力など、多くの行政も協力を表明。インディーズロックバンドの主題歌提供や、都内の出版社による映画関連本の発売なども決まっている。

小川さんは、「日本の防災力が向上していくことを望む人たちによる総力戦だと思っている。僕はそれを形にするだけ。みんなで一緒にこの映画を作り上げていきたい」と意気込みを語った。

その「総力戦」における一つのスタイルとも言えるクラウドファンディングは、2018年1月27日まで支援者を募っている。映画の完成に期待したい。

・クラウドファンディングで挑戦中のプロジェクトはこちら


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