オルタナSは2011年3月に、「300万人のエシカルスチューデントをつくる」という大きな目標を掲げてスタートしました。記事を読むだけでなく、若者が発信者になることで、社会問題と若者をつなげてきました。このたび、この目標を達成するために、日本財団CANPANプロジェクトさんと一緒に「NPO大学」を始めました。
NPO大学では毎月1回、ゲストに若手NPO代表を招き、受講生に話をしてもらいます。受講生はその話を聞き、各自自由な視点で記事を書きます。記事の反響を調べ、どのような切り口で書いた記事が最も読まれたのか調べます。「社会問題の発信マニュアル」を作成しながら、エシカルスチューデントをつくっていきます。
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第2回のゲストは、NPO法人YouthCreate(ユースクリエイト)代表理事の原田謙介さんです。テーマは、「18歳選挙時代における若者の政治参画」。ここでは、原田さんの講義レポートと、受講生たちの記事を掲載しています。読み比べて、お楽しみください。第1回(「LGBTから見るダイバーシティ&インクルージョン」)はこちら
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【講義レポート】NPO法人YouthCreate代表理事・原田謙介さん 「政治を学ぶだけでなく、政治に関わる若者を増やすために」
原田さんは学生時代から、政治と若者をつなげる活動を行う。長年の活動を通して見えてきたのは、「選挙から始めない」という考え方。政治参画というと、どうしても「選挙に行こう」というワードが頭に浮かぶが、原田さんはそこから始めてはいけないと強調した。
「政治について口にしたら詳しい人に色々ツッコまれてしまいそう」。どうしても私はそう考えてしまいます。テレビ番組では大物政治家やコメンテーターたちが難しい言葉を並べており、なんだかついていけない状態です。そんな風に政治から遠ざかっている若者は少なくないかもしれません。
「政治は学ぶだけではなく、関わってほしい」――。NPO法人Youth Create代表の原田謙介さんは、そう私たちに訴えかける。昨年、実に70年ぶりの選挙権年齢を変更する改正法が成立し、選挙権年齢が18歳に引き下げられた。今後ますます国政への反映が期待される若者の意見。
者と政治をつなぐ活動を行うNPO 法人Youth Create(ユースクリエイト)は「選挙からスタートしないこと」を第一に掲げている。2016年夏の参院選より、選挙権が18 歳に引き下げられたが、「知識不足で、選挙に行くのが不安」と考えてしまう若者は少なくない。駅の再開発など身の回りの生活や暮らしに直結する課題を投げかけることで、政治と若者の距離を近づけていく。
「もしもあなたが、選挙に立候補して選挙活動をする新人議員候補になったら?」――。
うわ、議員になったらとか興味ないし。と、かなりの方が思ったでしょう。でも少しだけ考えてみてください。ポスターってどうやってつくるの?名刺や挨拶まわりって?そもそも選挙カーなんてもってないし。そんな新人さんに朗報があります。それは、「選挙立候補.com」。
「若者と政治をつなぐ」をモットーとして活動するYouth Create(ユースクリエイト)代表の原田謙介氏。だが、「選挙に行こう」とは呼びかけない。政治参画とは何か、原田氏の考えを聞いて改めて考えた。
若者と政治をつなぐ活動を行うNPO法人YouthCreate(ユースクリエイト)代表の原田謙介氏から講義を受けた。同団体は若者に政治の啓発活動をしているが、「選挙からスタートしない方法」はとても印象的だった。私たち国民にとって、「政治に参加する」主とは、選挙で投票することだと認識していた。しかし、若者に対して政治の理解を進める際に、選挙から話し始めてしまうと、選挙の目的や意味について分からなくなってしまうと警鐘を鳴らした。
NPO法人YouthCreateの原田謙介氏は9月12日、「若者と政治参画」というテーマでNPO大学に登壇した。原田氏は、若者と政治をつなぐことをコンセプトに、学生時代から活動してきた。「政治教育を、選挙からスタートさせない」と主張する。
NPO法人YouthCreate(ユースクリエイト)代表の原田謙介さんは、NPO大学で「18歳選挙時代における若者の政治参画」というテーマの講義を行った。2016年は18歳選挙権が導入され、初めての国政選挙が行われた年である。同団体はこの結果をどう見たのか。