オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

資金の流れを変え、気候危機の解決へ

当団体の米国本部は、環境ジャーナリストで大学教授でもあるビル・マッキベンとその教え子たちが2009年、ミドルベリー大学から気候変動問題解決に取り組む世界的ムーブメントを起こすために創立されました。

現在世界190か国で活動しており、世界の金融機関が化石燃料関連企業からお金を引き揚げる「ダイベストメント」を通じ気候危機の解決に舵を切るよう様々な運動を展開しています。

日本支部の発足は2015年と歴史は浅いですが、ダイベストメントという言葉が定着してきた背景に当団体の活動があると自負しています。ちなみに350という団体名は、産業革命以前は280ppmで現在408ppmまで上昇した大気中の二酸化炭素濃度を、350ppmに抑えなければ持続可能な地球環境が達成できないとされるところから来ています。

国際環境NGOの「350Japan」の存在理由は、人類史上最大の問題である気候危機を解決し、将来世代のために持続可能な地球環境を残すことに貢献することです。

世界の平均気温は産業革命以前と比べ現在1.0℃上昇し、温室効果ガスをこのまま排出し続けると、2100年には4.0℃上昇するとも予測されています。パリ協定で各国が約束した排出削減目標を達成しても3.0℃高くなると予測され、国連が委嘱している科学者集団IPCCは、1.5℃上昇を越えると地球上で被害が甚大になると懸念しています。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

350Japan



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