オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
協働でサプライチェーン上の課題解決へ
昨今、企業のサプライチェーン上における森林破壊や環境汚染の問題、またそれらにかかわる現代奴隷、強制労働、児童労働、人身取引などの人権侵害が報告されています。
これらは企業活動によって引き起こされているとされ、海外のみならず日本国内においてもサプライチェーン上での労働搾取があると指摘されています。
国内外にサプライチェーンを持つ日本企業にとってこれらの問題に取り組むことは非常に重要であり、企業と労働組合や市民社会/NGOとの連携、そして海外関連団体との連携は不可欠です。
しかし、問題解決に向けた企業同士や関連するステークホルダーとの協働、さらに国際的な連携はあまり行えていない状況があります。そこで、企業のサプライチェーンに関わる環境問題や労働問題の解決、人権尊重の推進を行うために、企業、労働組合、市民社会/NGOの連携を高め、海外関連団体との密なる連携を進める団体としてASSCを立ち上げました。
ASSCは労働者を取り巻く状況や日本企業の情報を国内外に発信すると同時に、企業及び消費者に対して情報提供や人材育成を行うことで、持続可能な社会を創造することを目的としています。
…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。