菅首相が6日19時すぎに記者会見を開き、浜岡原発の全面停止を中部電力に要請した。

この発言を受けオルタナSでは、現在、ICU(国際基督教大学)1年の関口詩織さんに電話取材を行い今の心境を聞いた。

関口さんは、2011年3月11日の東日本大震災の発生からすぐ、女子高校生有志で『脱原発×STOP浜岡』を立ち上げ、中電への署名収集活動や名古屋で450名規模の脱原発パレードの先頭に立ってきた。

 

3月27日名古屋での450名規模のパレードの様子。先頭を歩くのが関口さん。

 

-菅首相の浜岡原発の全面停止要請を聞いてどう思いましたか?

 

学校帰りに電話で友達から聞いてびっくりしました。
せめて止めてほしいと思っていた浜岡原発なので、
今回の首相の発言は大きいことだと思います。

でも、法的拘束力もないものだし、
本当に中部電力が稼動停止をさせないといけないので、
まだまだ喜んではいられないと思います。

 

―5月8日に名古屋で脱原発のイベントを行う予定でしたよね?

 

そうですね。『母の日×卒げんぱつ感謝祭&パレード』という名前で、
原子力に頼らない社会にしていくきっかけを、ママたちに送ろう!という考えで企画していました。

今回の菅総理の発言もあったので、この日を本当に『卒げんぱつ』の日にしたいと思います。

 

 

―今回のことをきっかけに、これからどんな思いをもって活動していきますか?

浜岡原発を止めても、まだまだ日本では原発が動いています。
たとえ浜岡原発が止まっても、「脱原発」をもっと広めていかなくてはいけません。

 

 

たった2ヶ月前は大学進学を控える普通の女子高生だった関口さん。
震災後、何とかしなくてはという一心で活動をはじめた彼女の願いが、
今回の菅首相の発言で実現するかもしれない。
(オルタナS 高橋 遼)

 

■もっと知りたいかたはこちらから!

脱原発×STOP浜岡 公式ブログ

関口詩織さん twitter

5月8日 母の日×卒げんぱつ 感謝祭&パレードin名古屋