中古マンションを購入してリノベーション(改修)をして、理想の住まいを手に入れることが、若い世代の女性たちの間でブームになりつつある。
3.11以降急速にリフォーム需要が高まってきている。今やその市場は6兆円にまでなりつつあり、住宅投資の約3割を占める。注目するのは、若い世代がリフォームに求めるものである。中年の世代は耐震性や機能性を期待するのだが、若い世代は中古のリノベーション、ファッション性を期待している。
そんな若い世代の要望に応えようと、日経ウーマンオンラインで「おうちガール」というサイトが立ち上がった。中古リノベーション情報や、実際にリノベーションをした女性たちの口コミが掲載されている。若い女性たちが低価格でより自分のライフスタイルにあった素敵な住まいを手に入れることが目的である。
だが、リフォームの際には、悪質な業者にだまされないようにするなどトラブルに気を付けたい。住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営するウェブサイト「住まいるダイヤル」では、見積書の内容を無料で解説したり、業者とのトラブル回避のために無料で弁護士や建築士などを紹介したりするサービスを提供している。住宅の取得やリフォームを考えている人に正しい情報を提供
するのが目的だ。
単純に古いものを新しくするだけがリフォームではない。暮らしに付加価値をつけて理想のライフスタイルを目指すことが若者の望むものである。若い世代の柔軟な考えにいち早く対応したこの動きが今後のリフォーム熱をどのように加速させていくのか期待したい。(オルタナS特派員 池田真隆)
おうちガール