小田原の遊休甘夏農園を公園にする東農大の有志諸君による第5回作業レポート。

NPOのBeGood Cafe主催の農園活性化企画「造園グランプリ」最優秀デザインを実現するこの企画も終盤を迎えた。
今回は公園の目玉施設、パーゴラ(あずまや)の全体像や作業後のキャンドルナイト&ポットラック(持ち寄り料理)お月見パーティの盛り上がった様子など、女子部の活躍もどうぞ。
なお、この一連の活動は日本最大のエコイベント、エコプロダクツ展(12月15日~17日、ビッグサイト)のNPO エリアのN41で、彼らも参加して紹介することになったので、ぜひ立ち寄ってください。

キャンドルナイトなパーゴラでご満悦

オレンジプロジェクト~造園グランプリ~ 第5回報告書

2011年10月3日 江間優太朗

<作業内容>

●防腐剤塗り

1. 最初に、作業で使う木材の防腐剤塗りしました。
はじめに、今回の作業で使う木材に防腐剤を塗りました。前回よりも、木材が多かったにもかかわらず、前回も塗って慣れているのか、前回とほぼ同じ時間で塗り終わりました。時間にも余裕があり、コンパネにこんな文字も書いていました。


●パーゴラ作り
パーゴラの補強を行いました。
9月終わりの台風が気になっていましたが、台風の被害はほとんどなく、パーゴラの補強だけで済みました。補強を終えると、最後の屋根になる部分を造りました。屋根は、すだれを広げ、垂れないように竹ではさみこむ簡単なもので、取り外し可能なものを造りました。

パーゴラの屋根は地産の竹を使います













●コンポスト造り
ここからは、コンポストと竹細工を造る2班に分かれて作業をしました。
コンポストは、最初に塗っておいたコンパネを使って、造りました。釘を打つのが難しかったですが、なんとか完成して、剪定枝を入れ少し土をかけて、堆肥になる日を待ちます。

ごみは堆肥にします

 

 

 

 

 

コンポストのねじ止めは大変


●竹細工造り
日が暮れてからやる「お月見パーティー~キャンドルナイト~」に備え、地産の竹製キャンドルスタンドを造りました。

たくさんの参加者がいたため、たくさんの作品ができました。夜が楽しみです。








★お月見パーティー~アウトドアなポットラック・キャンドルナイト

手作りキャンドルスタンドとフルムーンの夜はロマンティック


日が暮れてからは、昼間造った竹細工に明かりをともし、みんなの持ち寄ったおかずで、お月見パーティーをしました。
残念ながら月はぼんやりとしか見えませんでしたが、今まで体験したことのないミカン畑でのディナーに、みんなとても楽しそうでした。
外でみんなで食べるごはんは、とてもおいしかったです。

持ちより料理で溢れてます。お母様の活躍もあったようで、今度はお連れして欲しいものです


<造園科学科4年渡邊千夏さんの感想>

「初めて参加しました。どんな所なんだろうとワクワクし、到着してパーゴラの位置から見た景色は最高でした!
そして私は、防腐剤を塗る作業と、簾に竹をつけてパーゴラの屋根を作る作業をしました。
防腐剤はなるべくムラにならないように気をつけました。
個人的にはこの作業が一番楽しかったです。
パーゴラに屋根が付いた時はテンションが上がりましたね!

夕方になり、手の空いてる人はキャンドルナイトに向けて、竹でロウソク立てを作りました。
竹の節を上手く利用した柱状のロウソク立てなど、みんなそれぞれ作るものが違って、色んなアイディアがあるなぁ、と感心していました。

私はノコギリで竹に、無造作に切り傷をつけ線状の隙間から光が漏れる、というものを作りました。
が、しかし!いざロウソクを入れてみるも、イメージしていたように光は漏れず…失敗でした。
ノコギリでいくつも切り傷をつけるのは大変だったので、失敗したのはショックでしたが、機会があればリベンジしたいです!

夜は一人一品を持ち寄り、バイキング風の夕食!やっぱり大勢で囲むご飯は最高に美味しいな!と思いました。
そしてキャンドルの明かりがとても素敵で、なんとも幻想的な空間でした。夜の海も素敵でしたね。

ものづくりはやっぱり面白いし、みんなで一つの目的に向かって作業するのは何よりも楽しいな、と感じました。是非、次回も参加したいです!」