越後妻有の南端、津南町からエリアのあちこちを巡る
大地の芸術祭の里

秋山郷結東温泉周囲の山並みとかたくりの宿


話は突然飛ぶが、この過疎で悩む津南町で10月30日、同町出身の東京大学大学院生の25歳女性である桑原悠(はるか)さんが町議会議員選挙でトップ当選(有効投票数の15%(2位の倍)を獲得)、と言うニュースがあった流れたのはご存知だろうか?
時代の流れはこんな場所から始まった、と将来言える快挙では無いか。

さてその津南町秋山郷結東温泉のかたくりの宿を早起きして周辺を散策、前号に掲載の写真にちょっぴり写っている106番の作品が本間 純氏の「Melting Wall」(大地の芸術祭の里最南端の作品)などを撮影したり、川のせせらぎの音につられ、中津川にかかる見倉橋まで集落や林の間を抜けて歩いてみた。

ここは映画「ゆれる」の舞台にもなったそうで、前日までの雨で若干濁りが出ていたようだが、この景観は前号で紹介の写真の通りの美しさだ。

この橋の際からボクの趣味の渓流釣りのポイントを探ろうと、後でこの宿の管理人の渡邉さんに教えてもらった降り場とは違う所を無理やり降りてはみたが、当然のごとく全く反応なし。
彼にはもっと上流のポイントを教わったので、次回はそこでフライに挑戦しようと決めた。

朝食フォト。おしゃれな晩御飯は飲んで撮り忘れ。宿のサイトを見て下さい

ところで渡邉泰成、真紀さんご夫妻は昨年の5月から管理人、調理師になった方だが、その経歴もユニークで、人生の送り方にはこんな選択もあるのだと分かる。「かたくりの宿 渡邉」で何件かヒットするので、本人の弁を聞いてはいかが?
ボクは今度お会いする時はじっくりお二人の話を聞かせてもらおうと思っている。
なお雪で閉ざされる冬の間は宿も休業、都会に一時戻るそうなので、お二人に会えるのは春の雪解け時期になるのだろうか。
それまではtwitterを要チェックかな。

この日は全国農村景観百選にも選ばれている結東の石垣棚田の見学や

石垣棚田はアート

石垣棚田全景

小暮さんちの囲炉裏です。昼飯をご一緒しました


住んでいた古民家が地震で傾いたのを修理中のアイターン組小暮茂夫さん(元カメラマン)へのインタビュー、

ビーバーで草刈り初挑戦戦。しびれました。


兼業農家の小見(おみ)さんの草刈りのお手伝いをエンジン付き草刈機ビーバーで1反歩刈って沢山きゅうりをもらった。

他にも絵本作家田島征三さんプロデュースの廃校美術館を見学や体験をし、松の山温泉に寄ってひと風呂浴び、三省(さんしょう)ハウスに泊るまでネタ満載の一日だったのでフォトだけ先行してレポートはまたもや数回に分けます。懲りずにお付き合いの程、拝。

―「6-2日目の2」に続く―
(twitterの8/23~27の生ツイットでもどうぞ。http://twitter.com/#!/kickokecko)