赤い花の絵のかわいい缶を開けてみると、中にはハートのチョコレート。1缶の値段は500円。そのうち300円はイラクへ、50円は福島への支援に充てられる。この「チョコ募金」を行っているのは、イラクの子ども達の医療支援と福島支援を行うJIM-NETという団体だ。



JIM-NETは2003年のイラク戦争を機に設立され、劣化ウラン弾の放射能が原因とされる癌の子ども達への医療支援を行ってきた。2011年の東日本大震災の後は「子どもたちを放射能から守る」というテーマを掲げながら、イラクと福島を支援している。

チョコレートは六花亭北海道の無償提供。缶に描かれた絵は、イラクに住む15歳の少女ハウラさんが描いたもの。ハウラさんは5年前、日本の支援で治療を受け、白血病を克服した。「日本のみなさんの心の中に、たくさんの花が咲きますように」と、願いを込めてこの絵を描いたそう。

缶の柄は全部で4種類。どれも可愛らしい。



チョコ募金の始まりは2006年。「イラクのアルビルにある事務所から帰国した時、日本はちょうどバレンタインで町がキラキラしていた。このキラキラをイラクにも分けてあげたい。バレンタインが個人の愛の日ではなく募金の日になれば良いと思って。それがチョコ募金をはじめたきっかけです」とJIM-NET事務局長の佐藤真紀さんは話す。

「このチョコは義理チョコに最適。安全でおいしくて、哲学のあるチョコです。これを通して会話が広がればいいな」と同代表の鎌田實さんも、そう言葉を添える。

「人にあげるつもりが自分で食べちゃった!」という声も上がるほど美味しいチョコレートと、食べ終わったあとに小物入れやピルケースとして使えるかわいらしい缶。人を幸せにして自分も幸せになれる、まさに「おいしい」チョコ。今年のチョコ候補にぜひご検討を。 (オルタナS 笠原名々子)

※このチョコレートは好評につき、ウェブサイトや電話での販売を締め切るそうですが、2月に開催される「写真と絵画で見るイラクと福島のきずな」展の会場では販売するそうです。会場では福島やイラクの子どもたちが書いた絵を展示する他、チョコ募金も行われますので、ぜひ足を運んでみてください。

「写真と絵画で見るイラクと福島のきずな」展
日時:2月1日(水)~15日(水)昼 11:30~15:00、夜 17:00~22:00
場所:鉄板焼「大都会本館」地下展示室(東京都新宿区高田馬場 4-11-8)

JIM-NET