2011年就職活動業界に最も衝撃を与えた「ソー活」(FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使った就職活動の略称)。世間では一気に広がりを見せて、今や「ソー活ナビ」のFacebookファンページには2万を超えるいいね数が記録されている。
このサービスは企業の採用担当者と就職活動生をFacebook上でつなげ合わせて、SkypeやFacebook上でコミュニケーションを取りながら、お互いの理解を深め合い、実際の面接を行う企業の採用支援である。
運営は株式会社ソーシャルリクルーティング。立ち上げたのは、昨春大学を卒業した春日博文さん。メンバーも同世代が多く既存の就職活動に変革を起こす注目の若手ベンチャーである。同社は3年以内に「アジア1のリクルーティング会社になる」目標を掲げ、今年には中国の巨大SNSサイト「人人網」と日本国内企業とをつなげ合わせた中国人の採用支援に特化したメディアも立ち上げる。
また、東南アジアのベトナムやシンガポールにも同様に進出していき、最終的にはそれらの採用支援メディアをつなげ合わせて、アジア1の採用支援メディアを完成させる予定である。
春日博文さんは「既存の就職活動には疑問を感じていた。企業対学生の構図になっていて、本来あるべき個人対個人の関係性を成していない。Facebookを使って、採用担当者対学生の個人対個人の関係を創出したい」と語る。(オルタナS特派員池田真隆)
株式会社ソーシャルリクルーティング