1.活動紹介
2010年福島県いわき市出身の20代の学生によって創られた任意団体です。主に20代の若者を対象とし「福島の若者のチカラによる、地域活性」をテーマにワークショップや勉強会、交流の場を通じ、若者同士が「新たな気付き」を共有できる時間を創造しています。2010年9月から現在まで、二十代前半の若者を対象としたイベントを開いてきました。
2010年12月には福島県出身の若手経営者の方々を招いてワークショップを織り交ぜた講演会を、2011年8月には東京・青山で福島県出身の若者約60名で交流会をし、福島への想いを語り合いました。
11月5、6日に行われた早稲田祭2011では、「震災における当事者意識とは」をテーマに、東北の学生を交えながらシンポジウムを行いました。以上、これまでのイベントを通じ多くの反響をいただきました。
2.今後やっていきたいこと
「若者大学」(仮称)を企画しております。これは「私的関心から入る、公共的課題の解決」をテーマに、参加者が先生となり、自由に授業を行う場です。
自分の興味関心のある分野であれば、何でも構わず、その参加者のありのままの知識や技術を、(それを)教えて欲しい参加者へ教える場です。例えば、料理が好きな方は、地元野菜を使った旬のレシピを考え、アートが好きな方は、地元の芸術文化の促進について考え、建築物が好きな方は、まちづくりに何か反映できないかを考える――など自分の関心ある分野を、どう公共的課題に結び付け授業を行うかがカギとなります。
先生は教えることの楽しさ、難しさを経験し、自身の知識や技術を更に深め、やりがいを見出すことが出来き、また公共的課題が意識するキッカケになります。逆に受講する側は新たな地域の魅力を発見でき、自身の興味関心が増え、自分には何が出来るのかを考えるキッカケに繋がるといった効果が期待されます。
受動的な参加型な立場ではなく、実際に教える立場になることで、更に関心が深まり、日常を楽しめるヒントになるのではないでしょうか。そんなことを日々構想しています。
3.代表(西丸亮)の言葉
みなさん、地域活性とは一体何なのでしょうか。
・市街地や駅前の再開発が進むこと
・レジャーや観光施設が出来、観光客が毎年増加すること
・自治体の税収が伸びること
もしかすると、これら全て地域活性の定義かもしれません。人が生きる時代や地域によって課題や特性が異なるが故に、その定義は異なります。
しかし、これらの条件が例え全て揃っていても、そこに住む住民の方々が日常を楽しく、安心して過ごしていることが前提になければならないと思うのです。
TEAM iupsは、地域の全ての人たちが、日常を楽しく過ごせるにはどうしたら良いのか――。その問題意識を前提とし、様々な手法で地域活性を見つめていきたいと考えています。
4.告知
12月17日 フクシマについて考える企画を行います。 詳細は今後随時発表したいと思います。
<基本情報>
団体名: TEAM iups(アイ・アップス)
活動内容:「福島の若者のチカラによる、地域活性」をテーマにワークショップや交流の場を通じ、若者同士が「新たな気付き」を共有できる時間を創造しています。個性豊かなメンバーと共に若者にしかできないやり方で福島を更に元気にするために活動しています。
大学名: 早稲田大学、神奈川大学、宇都宮大学、法政大学
メンバー数: 7名
HP/blog:http://iups.jimdo.com/
twitter: iups2010
facebook: http://www.facebook.com/pages/TEAM-iups/19112282091750
■団体のアピールポイント
・ 若者のチカラ:
過去から学び、未来へ創造するのが現在の役目です。10年後、20年後あるいはそれ以上の未来を主体的に担うのは私たち若い世代です。未来の当事者である私たちが地域について考えることは何も間違っていません。むしろ、考えなければならないはずです。若い世代がもっと地域について考え、未来の福島を創造しましょう。
・コミュニティの輪:
コミュニティとは国・都道府県・市町村などの場所の所属を表すコミュニティ。そしてもう一つは友人・恋人・家族などの人の集団を表すコミュニティの2種類を意味すると考えます。私たちが強調したいのは後者の人の集団を表すコミュニティです。物理的な場所や地域を超え、人とのつながり合いを大切にし、それらが地域活性への扉を開ける一つの鍵であると私たちは考えています。