キャバクラ嬢、風俗嬢、AV女優などで働く女性には、短期で職場を変えたり、地方出身者や低学歴層が少なくない。そのため、性感染症が予防できない、賃貸物件を借りられても断られてしまうなどの多くの問題に人知れず苦しんでいる。

代表の中山美里さん















そこで、2011年12月、「ガールズケア」というニュースサイトが開設された。

このサイトでは、現役の医師が執筆する性病の基礎知識を読めたり、同じ境遇の女性たちで相談し合える。「客を増やす方法がわからない」「昼間の仕事に転職したいが自信がない」という仕事の悩みから、私生活の恋愛の悩みまで解決してくれるコンサルティングも有料で受けられる。

このサイトの運営者は、若者の性に関する取材を重ね、『16歳だった―私の援助交際記』『Street』などの著書のあるノンフィクション・ライターの中山美里さん。彼女自身、幼児期の性的なトラウマから16歳で援助交際を始め、拒食症やアルコール依存症の経験もある。中山さんは言う。

「働く女性たちに夜の仕事ならではの注意事項を知ってもらい、健康で健全な生活を送ってほしい。今後、このサイトはNPO法人ガールズケアとして運営していき、公開講座や相談事業なども始める予定です」

これまでいかがわしい情報を吹き込まれて不幸に転落していった女性は少なくないが、「風俗」のイメージの悪さや無関心から問題解決に動く人はほとんどいなかった。夜の仕事でしか働けない事情を汲んだサービスが求められている。(今一生)


ガールズケア http://www.girlscare.org/