2012年3月3日、東京・品川区にある旧東海道品川宿を中心にパトロールマラソン大会が行われた。株式会社しながわ街づくり計画が主催する「パトロールマラソン」に明治大学市川ゼミナールが提案した「五楽神巡り」のコンセプトを織り交ぜたイベントだ。地元の住人を中心に約20名程が参加し、汗を流した。

スタート前の運営委員


五楽神巡りとは「品川地区に存在する5つの寺社(品川神社、品川寺、一心寺、善願寺、荏原神社)を巡ることで運気をあげること」を目的にした街歩きの新たな提案だ。今回のイベントでは5つの寺社を巡りながら、コース途中で出される様々なお題に答え、地域防災の大切さやしながわの歴史を学んだ。親子で走る参加者も多く、懸命に走る子供達とその姿を見つめる父兄の間にある絆を再確認できたイベントになった。

チェックポイントである品川神社


パトロールマラソンは健康づくりと安全な街づくりを一石二鳥でやってしまおうという考えの下、2010年11月から行われている画期的なボランティア活動だ。パトロールマラソンのビブスを着け、目黒川から立会川までの往復約5kmを走ることで健康と安全を目指している。今回のパトロールマラソン大会によって安全が地域により深く根付くことを願っている。(オルタナS特派員=水野佑亮)