シェアハウスの形もコミュニティ別に変わりつつある。

東京高輪には今年3月、アウトドア好きを集めたシェアハウス「シェア高輪TENT MENT」がオープンした。一般的なシェアハウスのキッチンやシャワールームを共有する機能に加え、ボルタリングウォールでいつでもトレーニングでき、屋上にテントが設置しており夜空を見ながらビールを飲む事ができる。

ボルタリングウォールで日々汗を流す


また、今年2月にはシングルマザー対象のシェアハウス「ペアレンティングホーム高津」が竣工した。同物件では、週に2回、17時から21時まで入居者をサポートする「チャイルドケアワーカー」を派遣している。親子分の玄米菜食の提供や保育園から帰った子どもの遊び相手などを行い、シングルマザーの負担を軽減して、雑務や持ち帰った仕事の時間を確保する。

シングルマザーの負担を減らす環境が整っている


新宿から約30分、京浜東北線「蕨」駅にあるシェアハウス「グラティア蕨」では、オーガニックな生活を楽しむことができる。建築資材には天然由来の床材、壁材を使用しており、屋上には無農薬野菜を栽培する菜園がある。イチゴジャムとリンゴジャム作りのイベントなども開催されている。

屋上の菜園では、採れたての野菜を食べることができる


シェアの概念が広がりつつある昨今、ワークシェアやカーシェアリングに続きライフスタイルをシェアするスタイルが今後定着していきそうである。(オルタナS副編集長=池田真隆)