7月7日から新宿バルト9ほかで「LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火」(監督:柿本ケンサク)というドキュメント映画が上映される。

映画のワンシーン。いつもの夏のように浴衣を着て、花火を見上げる。


東北の沿岸部10カ所で花火を同時に打ち上げるという不可能に近い挑戦をやり遂げた一人の男と、彼と関わる被災者たちのドキュメントだ。

多くの人々が悲しみと無力感に打ちひしがれ、うつむきがちだった2011年。男の情熱を記録するために、900時間もの密着映像が撮影されたという。顔を上げ、花火の轟く空を見ることは、失いかけた希望を取り戻す大きなチャンスになったのかもしれない。

ナレーションは黒木瞳さんが担当し、テーマ曲「赤とんぼ」は坂本龍一さんが提供している。

横浜ブルク13、T・ジョイ大泉、T・ジョイ蘇我、T・ジョイ新潟万代、T・ジョイ長岡、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、T・ジョイ出雲、T・ジョイ東広島、広島バルト11、T・ジョイリバーウォーク北九州、T・ジョイ博多、T・ジョイ久留米、T・ジョイパークプレイス大分、鹿児島ミッテ10などでの上映が予定されている。

6月30日から7月6日までは、インターネット上の映画館「theatre tokyo」で先行上映され、自主上映会の開催者も募集中だ。

なお、本作の利益は、今年8月11日に開催される花火大会「LIGHT UP NIPPON」に寄贈され、東北の夜空を照らす花火になるという。(今一生


●映画『LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火』 
http://www.lightupnippon.jp/movie/