地域活性化事業を行うFoundingBase(ファウンディングベース)は5月31日、「新たな冒険への入口」をコンセプトにした大学生・第二新卒向けイベント「シゴトカイギ」を行う。同イベントでは、会社員の顔を持つ女性社長や、大手企業の内定を蹴ってアート活動を選んだディレクターなど、11人の多彩なゲストが登壇。世の中の会社説明会・OB訪問などでは聞くことができない質問も自由にできて、ロールモデルや憧れの生き方と働き方と出会える機会をつくる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

「勇気と決断」というテーマのもと、大学生と社会人の交流が行われる

「勇気と決断」というテーマのもと、大学生と社会人の交流が行われる

同イベントの名称には、「シゴトカイギ」と「仕事」という言葉がついているが、主催者は、「いわゆる就活には全く役に立ちません」と断言する。それは、なぜか。「企業の説明もないし、面接のテクニックも教えない。表面的な本音を話す場所でもない。社会人とのうわべだけの関係を作る場所ではないから」と理由を語る

このイベントでは、普段の生活では中々話せないような、第一線の現場で活躍する社会人スピーカーとの対話が繰り広げられる。参加者は、スピーカーとの対話を通じて、多様な仕事が存在する社会のリアルに触れることができる。

会社説明会や、OB訪問や、奇をてらった就活イベントでは聞けないこと、google検索では教えてくれないこと、「え、そんなことまで聞いていいの?」ということが聞け、自分にとってのロールモデルや、憧れの仕事、生き方と出会える場所を目指した。

スピーカーには、多彩な顔ぶれが並ぶ。児童精神科医でありながら、病院の枠にとらわれず、多様な生き方が認められる社会作りに貢献する小澤いぶきさん。教授への道を断ち、現場に飛び込んで小さな変化を起こし続けている松原真倫さん。ガジェットから、地域のことまで、あらゆる媒体でフリーライターとして記事を執筆するモリジュンヤさんら、総勢11人のスピーカーが登壇予定。

「シゴトカイギは参加者とスピーカーで一緒につくるもの」という主催者の言葉通り、双方向型の対話が行われる。展開される話は、スピーカーが、「仕事に就くに至った経緯ややりがい」、「ライフキャリアとワークキャリアの違い」などあらゆるテーマ。

会場は、上野で参加費は、シゴトカイギのみの参加で1700円。募集人数は、大学生・第二新卒限定で100人。申し込み締め切りは5月30日まで。

【第4回シゴトカイギ 新たな冒険への召命】
とき:5月31日(日)13時~18時 懇親会あり(懇親会込みチケットは2700円)
ところ:いいオフィス
参加費:1700円
対象:大学生、第二新卒層の社会人
申し込み:http://callingexpo4.peatix.com/view
申し込み締切日:5月30日 正午
主催団体:FoundinBase

<ゲストスピーカーリスト>(敬省略)
◆田村真菜
+株式会社meguri共同代表・創業取締役
+1988年生まれ、国際基督教大学教養学部卒。12歳まで義務教育を受けずに育ち、芸能活動や野宿での日本一周を通して、社会をサバイブする術を子ども時代に習得。大学在学時は、ポータルサイトのニュース編集者を務める傍ら、日本ジャーナリスト教育センターの立ち上げに従事。311後にNPO法人ETIC.に参画し、震災復興事業の情報発信や事務局などを担当。趣味は、鹿の解体や狩猟と、霊性・シャーマニズムの探究および実践。

◆松原真倫
+津和野町営英語塾HAN-KOH
+1986年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。学部、大学院では政治学の研究室に所属し、主に自治体研究に取り組む。2014年4月に大学院を休学し、島根県津和野町に赴任。FoundingBaseと津和野町が進める島根県立津和野高等学校の魅力化事業の一環で新設された、町営英語塾HAN-KOHの運営担当を務める。

◆梅原洋陽
+立教大学 英語ディスカッション教育センター 英語ディスカッション講師
+神奈川県出身。地元高校を卒業後、アメリカ・カリフォルニアの短大に進学、その後アメリカで二番目に古い大学であるウィリアム・アンド・メアリー大学に編入。帰国後、国内の塾で講師として勤め始めるも、更に勉学に励みたいと決意し、再度渡米。大学院にて英語教育を学んだ後に、立教大学の英語ディスカッション講師として帰国。現在は大学生をモチベートし、Honki Universityという団体を立ち上げ、日々大学生とともに行動している。趣味はトライアスロン。

◆神田滋宣
+GLナビゲーション株式会社代表取締役社長
+リクルートを退社後、同社メンバーでGLナビゲーション株式会社を設立。外国人留学生や、海外経験のある日本人学生の就職活動、インターンシップの支援を中心に活動中。特筆すべきエピソードは、就職活動期に仕事のことを知らなすぎる自分に気付き、タウンページで片っ端から会社に電話し、いろんな社会人に会いにいきまくった経験の持ち主であるということ。

◆西嶋一泰
+FoundingBaseエリアマネージャー
+大分県出身。学部時代から民俗芸能や祭の研究をしており、立命館大学先端総合学術研究科の大学院生時代には、メディアで日本の民俗芸能や和太鼓の情報を発信するプロジェクト「民俗芸能STREAM」を行ったり、日本の祭り応援マガジン『MATSURIsta!』編集長として、日本の民俗芸能や祭を盛り上げる活動を行っていた。しかし、経済的にも自立したかたちで、継続的に地域の民俗芸能や祭を支援する方法を模索したいと、研究の道を飛び出し、現在は鳥取県でFoundingBaseエリアマネージャーとして活動している。

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