一日の発電情報を携帯電話で共有でき、発電量に応じて商品と交換できるポイントが付与される携帯型ソーラー発電器「空野めぐみ」が開発された。
開発したのは、自然エネルギーで自給自足の生活を目指すみんな電力(東京・港)。エネルギー問題に関心のある人気モデルやアイドルを巻き込んだ「エネギャルプロジェクト」を発足させるなど、ユニークな方法で誰でも発電に参加できる電力サービスを開発している。
今回開発された「空野めぐみ」は、てのひらに収まるほどの大きさで重さ約90グラム、2000mAhのバッテリーを搭載している。晴天下の場合、約15時間で蓄電される。スマートフォンや各種携帯電話、ipod、PSPなどの携帯ゲーム機に対応していて、アイフォンなら約3時間で電池残量20%の状態から満充電される。
フェリカ内蔵携帯電話の場合、一日の発電量情報を把握することができ、発電量は携帯電話を通して他のユーザー間で共有できる。また、発電量に応じてポイントが付与され、コンパクト扇風機やエコグッズなどと交換できる。
開発したみんな電力代表取締役の大石英司さん(42歳)は「自分の作った電気で携帯電話やゲーム機を使うと、普段よりも電気のありがたみを実感できる。この商品を通して、多くの人に発電をもっと身近に感じてほしい」と語る。
てのひら発電機「空野めぐみ」は5月上旬に1台1980円で発売予定。(オルタナS副編集長=池田真隆)
・みんな電力株式会社