平成22年度文科省の大学卒業者就職状況調査によると、大学の就職率は91.0%である。超就職氷河期と呼ばれ、過去最低の内定率を記録する現代においても、ほとんどの学生は大学卒業後、一般企業への就職の道を選択する。

発展途上な若者たちだが、その純粋な想いが心に響くという


では、就職を選択しなかった残りのわずかな学生たちはどのような道を選択したのだろうか。2012年4月「BeLive(ビーライブ)〜若者が社会に表現するWebメディア〜」が誕生した。

同サイトには、大学生や若手社会人を中心とした8人がそれぞれの生き様をコラム形式で投稿している。大学卒業後、事務所に属さずにフリーランスのMCとして活動していく若者や、国際協力活動のため大学を休学して各国の社会問題と対峙しながら世界一周を続ける学生などがいる。

執筆者の一人である、三井俊介さん(23)は昨春法政大学(東京・市ヶ谷)を卒業すると、復興に携わりたいという想いから単身で岩手県陸前高田市広田町に移住した。三井さんは「今時の若者たちの等身大の姿を見て欲しい。新しい時代の中で、必死にもがき苦しみながら生きる術を探し求めています」と語る。(オルタナS副編集長=池田真隆)



★★★★オルタナS1周年記念【直撃S】傑作選

「若者たちよ、レールからはみ出よ」 侍ハードラー為末大 
「誰のせいにもせず、ただ出来ることをひたすらに」 Candle JUNE
「収入は10分の1。それでも『命』を守りたかった」 山本太郎
小林武史が語るこれからの生き方「若者よ空気を読むな」 小林武史