2012年7月9日(月)から8月18日(土)に、東京都小平市にある武蔵野美術大学で、「世界の学生の環境ポスタープロジェクト―環境問題に向けた、5大陸・20大学の学生たちのまなざし―」展が開催される。
この展覧会では、14カ国・20大学の学生が作った約200点のポスターを展示する予定だ。このポスターは、2010年にメキシコのカンクンで開催されたCOP16(気候変動枠組み条約第16回締約国会議)の会場で展示されるはずだったが、展示が直前で中止になってしまい、ポスターは公開されないままとなっていた。
COP16が閉幕した後、選抜された十数点の作品は海外で展示などがされたが、全作品が一堂に会するのは今回が初めてだ。また参加している20大学のうちに武蔵野美術大学があったことで、今回の展覧会は武蔵野美術大学での開催となった。
ポスターを制作した学生は、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニアの全世界におぶ。各国の学生が共通して「気候変動」をキーワードに作ったこれらのポスターは、学生の視点で環境問題が表現されている。
異なった文化、価値観、また多岐にわたる学習環境や制作環境のもと学生たちは、気候変動をさまざまなアプローチで表現している。
多様な気候変動の捉え方を、一堂に観ることで「デザインの力」また、改めて環境問題について考えるきっかけとなりそうだ。(オルタナS特派員=河合和香)
- 会 期:2012年7月9日(月)-8月18日(土)
- (特別開館日:7月16日)
- 休館日:日曜日(ただし特別開館日をのぞく)
- 時 間:10:00-18:00(土曜、特別開館日:17:00閉館)
- 入館料:無料
- 会 場:武蔵野美術大学 美術館 展示室2 アトリウム1
- 主 催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
- 後 援:ICOGRADA(国際グラフィックデザイン団体協議会)
監修:新島 実(本学視覚伝達デザイン学科主任教授)
武蔵野美術大学 展覧会情報:http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1454