サッカー南スーダン代表が7月10日、ウガンダ代表と国際親善試合を行うことが決まった。南スーダンサッカー協会が今月20日、発表した。南スーダンとして独立してからは初である。

南スーダン初の親善試合に挑む


南スーダンサッカー協会は、2012年2月10日にアフリカサッカー連盟に加盟した。同年5月25日には、209番目でFIFA(国際サッカー連盟)加盟国となった。

南スーダンはアフリカ中東部に位置する。2011年7月にスーダン共和国の南部が独立して成立した。スーダンはアラブ系でイスラム教を信仰する北部と、キリスト教などが多数を占める南部とが統一して1956年に独立した。

宗教の違いもあり、独立以来、南北で対立関係にあった。石油などの資源を巡り、その対立は激化し、「南北スーダンの内戦」はアフリカ最長の内戦といわれている。

1956年にスーダンが独立を果たす一歩手前の段階で内戦が勃発し。2005年の南北包括和平合意まで続いた。犠牲者は200万人、難民・避難民派40万人にのぼった。

南スーダン代表は、2015年に開催される第30回アフリカネイションズカップの予選で初の国際トーナメントに挑む。独立後初となる公式試合でゴールが期待される。(オルタナS副編集長=池田真隆)