大学生向けの時間割共有サービス「すごい時間割」を運営するLabit(ラビット、東京・目黒)は11日、履修した授業のレビュー(評価・口コミ)を投稿できる新機能を追加したと発表した。

授業の満足度や単位取得度など、全国一斉に調査できる。


新機能によって、「授業の満足度」・「後輩への履修アドバイス」・「テストの難易度、頻度」など、実際にその授業で感じた印象を口コミとして投稿できるようになる。

すごい時間割はフェイスブックと連携し、授業を誰が取っているのか共有することができるサービスである。今年4月にリニューアルしてから現在までに6万人の大学生が登録している。国内には、大学と短大合わせて約1100校が存在するが、最低1人でもユーザーがいる大学・短大は国内で918大学に達した。

最も使用者が多いのは慶應義塾大学で、約5000人の学生に使用されている。登録されている授業件数も22万6292件であり、一つのサービス上で登録されている量としては国内最大級である。授業評価のプラットホームとしても、ユーザーIDを持っている時間割アプリでは、国内最大である。

ラビット代表取締役の鶴田浩之さん(21歳)は、「新入生の方などが、授業選びで悩んだときに、友達の時間割と比べたり、先輩方が残してくれた口コミなどを参考にして、より良い学びに繋げてもらえたらと思っている。より良い授業が可視化されることで、『学生の声を反映しながら、教育の質を高めていく』というビジョンに向けた一歩目が踏み出せるかと考えている」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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