「人生は実験だと思っている」と話すのはロリポップやcampfire(キャンプファイヤー)など数々のサービスを開発した家入一真氏。その家入氏が代表を務めるLiverty(リバティ)から新たなサービスが2日に誕生した。

おつかいを代行する神宮寺さん


「ぼくのおつかい」というサービスである。このサービスでは、学生の石川純さん(21)と、フリーターの神宮寺誠仁さん(20)が誰かのおつかいの代行をする。ソーシャルメディア上で所在地を公表し、ユーストリームで状況を撮影している。ユーストリームで公開している期間がおつかいを対応できる時間とし、営業時間は決めていない。

一回のおつかいにつき、荷物8キロまで依頼することができる。代行手数料は最低500円である。2回目からの利用者は5000円までの立て替えが可能である。おつかいは徒歩で行くので、依頼できる範囲は、六本木や西麻布周辺である。

おつかいを依頼される二人は家を持っていない。オフィスや友人宅に泊まりながら暮らしている。そんな彼らがこの仕組みで生きていけるのか実験が行われている。

おつかいを代行する石川純さんは、「同世代に向けて、大学に入って就職をするという選択肢以外もあることをこの実験で試していきたい」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)


ぼくのおつかい