交通事故で右手しか動かせなくなった男、通称“CAP”。北海道に住む彼は、若い頃バイクで暴走し、多くの仲間に囲まれていた。しかし、26歳の事故から20年間も一日の大半をベッドで過ごす日々だった。

映画のワンシーン。CAP(右)に語りかける高橋歩。(C)2011「DON’T STOP!」製作委員会

2010年、CAPの母親は、カフェバーや出版社の経営など様々な分野で活動する作家の高橋歩に「息子に会ってほしい」と懇願する。そして、高橋はCAP部屋の壁に大きな星条旗、伝説のロード・ムービー『イージー★ライダー』のポスターを見た。

CAPは言った。「一度でいいからアメリカに行って、ハーレーでルート66を走りたかった」

高橋は言った。「だったら行くべ」

そして、2人と共に、高橋の友人たち、CAPの娘や母親などの参加が決まり、20代から70代までの3世代の11人がアメリカへ旅立つことに。4200キロを駆け抜ける冒険への挑戦が始まった。

途中、キャンピングカーが壊れ、バイクはクラッシュし、CAPの娘たちは「詐欺じゃないか」と不信感をあらわに…。それでも、仲間たちはCAPを車椅子から乗り降りさせながら冒険を続けていく。

途方もなく続く大地と空。下の世話をされながら「情けない」と何度も涙ぐむCAP。そんな彼を、仲間と出会いが変えていく。

はたしてCAPはハーレーに乗れるのか? 無事に西海岸までたどり着けるのか?
そして、旅が終わった後に何が残るのか?

彼らの10日間に及ぶアメリカ横断の冒険ドキュメンタリーを、俳優でPV監督も手がける小橋賢児が初監督し、映画『DON’T STOP!』が完成した。

東京では新宿武蔵野館、立川シネマシティで上映が始まっており、大阪・愛知・北海道など全国でも上映が予定されている。(今一生


●映画『DON’T STOP!』
http://dontstop.jp/


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