アメリカ発祥のジーンズブランドLevi’s®(リーバイス) は、ペットボトルや食品トレーなどの家庭廃棄物を利用した新しいデニムコレクション「Waste<Less™」を発表した。2013年春物コレクションで世界同時発売する。
「Waste<less™ 」コレクションの商品には、少なくとも20%のリサイクル繊維(平均して12~20オンスのペットボトル約8本分)が織り込まれる。各州自治体のリサイクルプログラムを通して収集されたプラスチックやポリエチレン素材の廃棄物は、色ごとに分類された後、粉砕されポリエステル繊維から混合綿繊維となりデニム生地ができあがる。
茶色のビールボトル、緑色のソーダボトル、透明のウォーターボトルなど様々な色のボトルが集められることによって、最終的に仕上がるデニムに美しくユニークな色合いを表現することができるという。
Levi Strauss&co.はこれまでに、2009年「Water<Less™」コレクションでジーンズの製造過程で使用する水の使用量を最大で96%削減する技術を開発し、この年には、3億6000万ℓ以上の水の節減に成功した。
また、綿花栽培の過程で使用される水と農薬の削減を目指す「Better Cotton initiative」のメンバーでもあり、何十万もの綿花栽培農家の経済的支援を行っている。今日までに、500万以上のジーンズにbetter cottonを使用している。
Levi’s®「Waste<Less™」プロダクトは、春物コレクションの一部のメンズとレディースで世界同時発売される。2013年1月から世界中のLevi’s®店舗とWEBストアLevi’s.comで購入可能。
Levi’s®が取り組み続けいているサスティナブルデザイン(環境に配慮した持続可能な社会作り)の新たな幕開けとなるだろう。(オルタナS編集部員=川久保亜純)
・Levi Strauss|Levi Strauss&Co.