取材で訪れた１日の午前、女子チームはコートを２面に分けてトレーニングを行った。片面ではパラリンピックに出場した代表メンバーと強化選手が、もう片面では新しく入った２名の若手選手が、それぞれコーチ陣からトレーニングを受け、午後は全選手を交えて練習試合が行われた。

女子チームはロンドンパラリンピックで金メダルを獲ったのはわずか３カ月前のことだが、既に次のパラリンピックに向けて始動していた。

この日の夜、９月に女子チームが金メダルを獲得したことを祝って、合宿所近くの蕎麦屋でささやかな祝勝会が行われた。金メダルを首から下げた女子チーム選手とヘッドコーチの江黒直樹氏、アシスタントコーチの市川喬一氏を前に、彼らを支えてきたゴールボール協会の役員（コーチ、審判員、スタッフ）やボランティアスタッフ、そして日本男子チームの選手たちが温な拍手を贈った。

祝勝会が始まり、ゴールボール協会の京近高典会長と近藤和夫理事長から女子チームへ祝福の言葉が贈られた。その後、江黒直樹ヘッドコーチがロンドンでの激闘の１２日間を語った。

■ロンドンパラリンピック（２０１２年８月２９日～９月９日）

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