——環境意識がビジネスを後退させると考える企業もあると思いますが、御社にとって環境意識は事業経営にどのような影響を与えていますか。

福本:環境意識がない企業は、今後日本のマーケットでは生きていけないと思います。時代とともに、企業が社会から求められる水準は変わっています。

私が子どもの頃、名古屋にいたのですが、四日市コンビナートでは昼間も夜中も多くの煙を出していました。しかし、あの時は、多少の灰で喘息になっても、社会が許容していた印象があります。

でも、公害という問題が出てきて、事業活動から公害を出すことは許されなくなりました。こうして、社会の要請が変わってきました。

これから、社会が企業や団体に求めてくるのは環境配慮です。これは不可避だと感じています。前の社会では強かった会社のやり方は、現代では、通用しないでしょう。


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